日本人と外国人 2006 3 15
最近の株式市場は、上に行くわけでもなく、
かといって、下に行くわけでもなく、
相場の方向感が見えない状態となっているかもしれません。
それは、最近、
「外国人が、積極的に買いを入れてこないからだ」と言われます。
確かに、そうかもしれません。
日本人と外国人の性格を比べれば、
外国人が、積極的に動かないと、
株価も上値を取っていく状態にならないかもしれません。
たとえば、下の図で、Aの地点で、
日本人と外国人の性格の違いが出るでしょう。
外国人は、Aの地点では、前回の高値を抜いたと言えるので、
積極的に攻めてくるでしょう。
そういうわけで、日足チャートは、Bのように上に動くでしょう。
ところが、日本人は、Aの地点では、
「前回の高値を、やっと抜いた。やれやれ」という売りが出てくるでしょう。
その結果、日足チャートは、上に行くのではなく、
逆に、Cという結果になってしまうでしょう。
日本人は、バブル経済崩壊後の低迷が、あまりに長かったので、
すっかり、「負け犬根性」が染みついてしまったと言えるかもしれません。
もしかすると、個人投資家は、外国人と同じような判断をするかもしれませんが、
「個人投資家以外の投資家」が、「負け犬根性」を身につけてしまったのでしょうか。